
《 東京・新宿 深夜0:30 》 「それがさぁ〜っ、引っ掛けた男がさぁ〜っ、否っ、イイ男だったんだよ〜っ! タッパは有るしぃ〜っ、それに、ジムじゃ無くて、運動か肉体労働で鍛えたって感じの、 ガタイに薄っすら脂が乗ったって感じの肌触りの良いムチ・マッチョだったしぃ〜っ‥、 アレもズル剥けで凄いデカかったしさぁ〜っ、エッチも激しかったんだけどなぁ〜っ‥」 磨き上げられたカウンターに、椅子に座った身体を俊也の方へ廻したまま、アルコールが廻った証拠の語尾を幾分伸ば した口調で、亮治の止め処無い話は続いていた。 新宿二丁目の外れ、新宿通りを挟んで新宿御苑側の一画に建つ雑居ビルの5Fに有る『HEARLING』は、‥重厚 感の有る木調で整えられた店内に、間隔広く取られた十五人程が座れるカウンター席とゆったり寛げる3つのBOX席、 騒がしいカラオケも無く、会話の邪魔をしない程度に音量の絞られたジャズ系のミュージックが流れる‥その名の通り、 『HEARLING=癒し』と云う表現が似合う、落ち着いた“ゲイの為のバー”として、もう三年も続いている。 カウンターの中に2人の居る‥スリムな黒のパンツにシンプルな白い立ちカラーシャツ、一人はダーク・ブルー、もう 一人はダーク・グリーンの蝶タイに揃いのカマ・バンドを身に着けている‥バーテンダーも、客達の会話に立ち入るこ とも無く、呼ばれた時にだけ客の相手をする程度で、もう直ぐ1時になろうとしている今夜も、俊也と亮治の他に、‥ 勿論、男同士の‥カップルがBOX席に二組居るこの店内で、静かに、グラスを磨き続けている。 『夜中の1時に二丁目の店に居て、素面で居る方がどうかしてると思わないでもないけど、亮治はアルコールが入ると 話が長過ぎるのが困るよなぁ〜っ!でも、待ち合わせもしてないのに、なんで偶然会っちゃうんだろうなぁ〜っ!!!』 と思いながら、それでも、俊也は半ば聞いてもいない亮治の話に相槌を打っていた。 「だけどさぁ〜っ、エッチしてる途中で気付いたんだけどさぁ〜っ、 ソイツねっ、言ってる言葉が片言だったんだよねぇ〜っ! でもさぁ〜っ、ソイツのエッチが凄くってっ、 最後まで止められなかったんだよねぇ〜っ!!!」 「SEXが良かったんなら、なんで止めなきゃなんないんだよっ!?」 亮治は、昨日帰って来た名古屋出張で立寄ったゲイ・サウナで引っ掛けた男の話をしている。 俊也にとって亮治は、『二丁目で会って二丁目で別れる』飲み屋だけの付き合いしかないゲイの飲み友達の一人でしか ない。 他の飲み友達と同じように、俊也の携帯メモリーには、亮治の携帯番号も、それに、PCや携帯のアドレスも入ってい るが、俊也は、亮治の本名も、職業も、何処に住んでいるかさえも、全く知らないし、知ろうとも思わないでいる。 『俺だって教えてないんだし、わざわざ聞かなくったって、教えたくなったら言って来るさっ!』と醒めた考えでいる 俊也は、これが二丁目の付き合いだと割り切っていて、亮治とは二丁目だけの友達付き合いをもう二年も続けていた。 「だってさぁ〜っ、そう思わないっ!? 顔も容も日本人なのにぃ〜っ、日本人じゃ無いんだよぉ〜っ!!!」 「イイじゃんっ、別にリョウって日本人じゃなきゃ駄目な訳じゃないじゃんっ!」 「そりゃぁ〜っ、そうだけどさぁ〜っ‥ なんだかぁ〜っブラジルかどっかからさぁ〜っ、 浜松の工場に出稼ぎに来てるって言うさぁ〜っ、 日本人とのハーフだったんだぁ〜っ!!! デカいんだよぉ〜っ!!!‥もう凄っごいのっ‥」 この二年で、亮治は、外見も、行動も、まるで別人のようにすっかり変わっていた。 二年前、二丁目に有る『ヤリ部屋』で出会い、初めて俊也に抱かれた頃の亮治は、まだ大学の四年で、引退したばかり の弓道部で団体優勝の経験も有る、引き締まった筋肉の、どちらかと云えば、スレンダーなガタイにサラサラ・ヘアが 耳に掛かる、少年と青年の中間とでも云った方が良い可愛い感じのイケメンだった。 亮治のタイプが、五・六歳年上の、ラグビーや柔道と云った感じの太目の筋肉質な“ガチムチ”だった為に、一つしか 歳が違わなかった社会人一年目で、レスリング部で筋肉を苛め抜いた典型的な逆三マッチョ体型な俊也は、数回待ち合 わせをした『ヤリ部屋』の個室でSEXしただけで、いつの間にか付き合いが自然消滅し、暫らく顔を合わすことも無 くなっていた。 それが、一年後、時々顔を出す飲み屋でいきなり声を掛け、訝しがる俊也を親しげに横の席に座らせた亮治は、髪を坊 主に刈り上げ、スレンダーだったガタイをガッチリとした筋肉で盛り上げた‥典型的なゲイのモテ筋な‥“ガチムチ” 野郎に変身していた。 久し振りに顔を合わせた亮治は、その男臭く変身した外見とは裏腹に、並んで座ったカウンターの席で、前は使わなか った『オネェ言葉』を慣れた調子で口にし、以前は臆病な程に恥かみ屋だった筈が、まるで客達に見せ付けるようにし て俊也の腕に甘えながら店を出ると、降りるエレベーターの中で俊也に抱き付きながら唇を併せて来るように変わって いた。 ゲイ・サウナの個室で、俊也に抱かれヨガリ続ける亮治は、マシン・トレーニングで鍛えたのだろう、見事な程に盛り 上がった筋肉に、薄っすらと脂肪の乗ったガタイに変身し、大きく発達した乳首の膨らみと赤黒く変色したケツの窄み、 それより何より、亮治が見せたSEXテクの凄さが、この一年、どれ程の男達が亮治の上を通過していったかを物語っ ていた。 それからは、お互い連絡を取り合い、月に数回、二丁目で飲むことは有っても身体を併せることも無く、俊也と亮治は、 『二丁目で会って二丁目で別れる』飲み屋だけの付き合いしかないゲイの飲み友達としての関係を続けている。 顎鬚まで生やし、この一年で、益々男臭い“ガチムチ”の度合いを増して来ている亮治は、何故か、男の出入りが激し いらしく、今も、彼氏の居ない寂しい身で、長く付き合えるタイプの男を必死になって捜していた。 「でもねぇ〜っ、終わった後で分かったんだけどさぁ〜っ、 ソイツっ、着けて無かったんだよぉ〜っ!」 「着けて無かったって、何をっ!?」 「何をってぇ〜っ、決まってるじゃんっ! コンドームをさぁ〜っ、着けて無かったんだよぉ〜っ!!!」 「エェ〜ッ!リョウっ、生で犯られたのかよっ!?」 「そうなんだぁ〜っ!二発も中出しもされちゃったしさぁ〜っ、 だからさぁ〜っ、恐いじゃんっ!!! もしさぁ〜っ、病気うつされたらさぁ〜っ!? 外人って多いって言うじゃんかぁ〜っ!!!」 「バァ〜カッ!今は日本人のが恐いんだよっ!!! 外人と犯ったからって病気になるっつうのは嘘っ、 そんなの偏見に決まってるじゃんかっ!!!」 「そうなのぉ〜っ!? 俺っ、信じてたんだけどなぁ〜っ! でもぉ〜っ、どうしよう〜っ!?」 「どうしようって、病院で検査してもらうしか無いぜっ!!! 生で犯られて、中出しされたんじゃ、やっぱっ拙いよっ!」 「そうだよなぁ〜っ!検査しなきゃなぁ〜っ!!! 明日、病院行ってこようかなぁ〜っ!? 明日、行って来ようぉ〜とっ!!!」 俊也に話して安心したのか、亮治は、「トイレに言って来るっ!」と少しフラ付きながら、席を立った。 「リョウくんっ、大変そうだけど大丈夫なのかぃっ!?」 俊也が独りになるのを待っていたかのように、カウンター越しに、ダーク・グリーンのカマ・バンドを巻いたマネージ ャーの忠が声を掛けて来た。 忠は、亮治のようなイイ加減な付き合いとは違う、学生時代に二年間付き合っていた正真正銘の“俊也の元彼”、部活 も同じ俺の一年先輩で、俊也が大学一年の夏に付き合い出して三年の秋まで、丁度、忠が卒業する年の秋まで、ふたり は、同じマンションの隣同士に借りたワンルームを行き来しながら、殆ど同棲に近い生活をしていた。 二年間の倦怠が嫉妬深い忠の疑いを生み、俊也は身に覚えも無い浮気を疑われ、ふたりはする必要も無い喧嘩が元で別 れてしまっていたが、就職活動に卒業でその後話すことも無かった忠から連絡が有ったのは、俊也自身が本格的に就職 活動を続けていた一年後の終夏、突然、PCに報せて来た『HEARLING』の開店を知らせるメールで、驚く俊也 が駆け付けた『HEARLING』のカウンターの中に、幾分筋肉の削げ落ちたとは云え、相変わらず逆三の筋肉が逞 しい、今と同じダーク・グリーンのカマ・バンドを巻いた忠が立っていた。 一年の間に、忠の身に何が起こったのか、そして、23歳にしかならぬ忠が、何故、この店の経営をしているのか、忠 も詳しくは語らず、俊也も敢えて尋ねるようなことはしなかった。 唯、この三年で俊也に判ったのは、この店には三十代半ばのオーナーが居ることと、忠とオーナーとの間に肉体の関係 が有ると云うことだけで、俊也自身、俊也とは無関係なそのことを忠の前で触れるようなことはしないようにしている。 「リョウなら大丈夫っすよっ!アイツっ、ああ見えて頭良いからさっ、 アイツが俺に話す時は、アイツの頭ん中にはもう答えが出てんすよっ! 唯、誰かに聞いてもらいたいだけなんすよっ!!!‥先輩っ‥」 「ふ〜んっ、さすがに寝た相手のことは良く判るんだなっ!‥俊也っ‥」 「嫌な言い方しないで下さいよっ!‥先輩っ‥ そんなこと言うんだったらっ、俺っ、リョウより何百倍何千倍も先輩と寝てるんだから、 先輩のことだって何でも判ってなきゃいけなくなるじゃないっすかっ!?」 カウンターの中でグラスを拭いている‥部活で競泳をしていると云う戦隊物のヒーローに出て来そうな茶髪のイケメ ン、ダーク・ブルーのカマ・バンドを巻いた‥バーテンダーの健吾が、俊也と忠のそんな会話を聞いて思わず吹き出し ている。 「‥トシっ‥、俺っ、帰るねっ!」 トイレの中で携帯で話していたのか、派手なストラップを付けた携帯を片手にした亮治が俊也に声を掛けて来た。 「なんだよっ!急にニヤけた顔してっ、男でも見付かったのかっ!?」 「あれっ、判るぅ〜っ!!! ここ来る前にっ、ケンちゃんの店で飲んでたんだけどさぁ〜っ、 そこで知り合った年上でガチムチな人からメールが来ててねぇ〜っ、 まだ飲んでるんだったら、一緒に飲まないかって誘われたんだぁ〜っ! だからぁ〜っ、先に帰るねっ!」 「別にイイけどっ、ちゃんと明日検査行けよっ!‥リョウっ‥」 「うんっ、判ってるってばぁ〜っ!!! タダシさぁ〜んっ、チェックしてぇ〜っ! じゃぁっ、‥トシっ‥又ねぇ〜っ!!!」 健吾に見送られ店を出て行く亮治のグラスを片付けながら、忠は、腕時計を気にする俊也に声を掛ける。 「‥俊也っ‥、 今夜もハヤトと待ち合わせなのかっ!?」 「えっ、あぁっ、アイツっ、今夜、友達とゲイ・イベントに行ってるんすよっ! それで、1時に待ち合わせしてんだけどっ‥」 「ふ〜んっ、もう俺達って無関係だし、俊也が噂話嫌いなの知ってるから、 俺っ、今まで口にしなかったんだけどさぁっ‥」 「何っ!?俺のことっすかっ!?」 「否っ、そりゃオマエのことは、店に来るお客さんに聞かれるよっ! どんなヤツがタイプか?とか、彼氏は居るか?とか、紹介してってのも有るけど‥ そんなんじゃなくて、俺が言おうとしたのは‥ハヤト‥のことさっ!」 「アイツがどうかしたんすかっ!?」 「あのなっ、俺も、唯、聞こえて来る噂なら信用しないんだけどさぁっ、 実際、客の中に、見たって言うヤツも挨拶したって言うヤツもいるしさぁっ、 俊也が知らないと拙いんじゃないかって思ってさぁっ! あのなっ、ハヤトのこと、飲み屋で出来た男と一緒に帰ったり、 サウナとかヤリ部屋で会ったりしてるヤツが何人も居るんだよっ! 中には、ハヤトと犯ったって言うヤツも居るしさぁっ‥」 「ふぅ〜っ!もう先輩の耳にも入ってるんすかっ!!! 俺も聞いてるんすよっ‥その話っ‥ ‥で、俺もこの前問い質したんすっ!!! でもっ、絶対っそんなことしてないって言い張るしっ、 俺も、今夜ハッキリさせようと思って、アイツ呼び出したんすっ!!! そうか‥っ、ニチョの店とあんまり付き合いの無い先輩の耳にまで入ってるんすねぇっ! じゃぁっ、間違い無いよなぁ〜っ!!!」 「ハッキリさせるって、どうするんだぃっ!?」 「終わりっすよっ!終わらせるしか無いっすよっ!!!」 タイミング良く、否、余りにもタイミング悪く入って来たのは、この店には不似合い過ぎる派手な服装をしたゲイ・イ ベント帰りの‥隼人‥。 俊也の横に座ろうとする隼人を制して何事か忠に耳打ちした俊也は、隼人の手首を掴んだまま、まるで隼人を引き摺る ようにして荒々しく店の扉を開けて出て行った。 午前4時、閉店した『HEARLING』の店内は、洗い物も済み、掃除も終わって、水洗いされたコースターやダス ターが、綺麗にカウンターに並べられ、干されている。 ジャズの音だけがいつもと同じように流れるカウンターに、私服に着替えた忠が健吾と並んで座り、忠は、好きなタン カレージン・ロックを口にしながら、バドのキャップを捻って開け喉を鳴らして飲み干していく健吾に声を掛けた。 「なんだっ!?喉が乾いてたのかっ?‥健吾っ‥」 「俺っ、俊也さんが帰ってから、マジっ喉がカラカラでっ!」 「これで終わりだなっ!‥俊也達もっ‥ ‥健吾っ‥、後はオマエの腕次第だぜっ!!!」 「マジっ、大丈夫っすかっ!?」 「俺は、俊也のことは知り過ぎる位に知ってるんだっ! アイツの一番の弱点は、プライドを傷付けられることさっ! アイツは、この世界のこと醒めた眼で見てる癖に、 自分がこの世界でモテることを良く判ってるっ!!! そんな俊也が‥自分の彼氏が浮気してる‥って耳にしたらどうなるかっ!? 多分、この一ヶ月ぐらいの間に、俊也はアッチコッチの噂好きな連中から その話を聞いてる筈だぜっ!‥それも、尾鰭の付いた噂をなっ‥ 二丁目中が彼氏の浮気話を知ってるってなったら、俊也のプライドはどうなるっ!? 彼氏一人も満足させられないのかってことになって、プライド、ズタズタだぜっ!!! そうで無くったってプライドの高い俊也のことだっ、 自分の方から隼人に別れ話を切り出すに決まってるさっ! 隼人の浮気話にかなりイラ付いてるとこに、俺がその話を持ち出したら、 少なく共、アイツは、元彼の俺のことは信用してるからなっ!!! その元彼の俺の耳にまで隼人の話が伝わってるって俊也が判ったら、 アイツは、プライドを守る為にも、隼人と別れるしかなくなるんだっ!!!」 「ホントに、そうなるっすかっ!?‥忠さんっ‥」 「見ててみなっ!‥さっきも、後でメールしますって耳打ちしてたしなっ‥ 一週間もしない内に、俊也から連絡が有るからっ!!! ‥健吾っ‥、俊也が欲しかったんだろっ!? 二十歳の誕生日祝いに何が欲しいって聞いたら 思い詰めたように‥俊也‥って言う位だからなっ!」 「マジにっ、俺っ、俊也さんのこと考えるだけで気が変になりそうなんすよっ!!! ‥好きなんすっ‥どんなことしてもっ‥俊也さんを俺のモノにしたいんすっ‥」 「大丈夫だよっ!‥健吾‥ 一ヶ月以上も前から、少しずつ少しずつ『有りもしない隼人の噂』流して、 話が大きくなるのを待ち続けてから、今夜最後の駄目押しをしてんだっ!!! 俊也のっ、アイツの性格ならっ、間違い無く別れるに決まってるぜっ!!!」 「‥でもっ、なんだか隼人に悪い気がっ‥」 「‥健吾っ‥、好きになった男は奪い取らなきゃ、待ってたって来やしないぜっ!!! どんな汚い手を使ったって奪い取らないと、振り向いてはくれないモンなんだっ!」 「そうっすねっ!俺っ、俊也さんを自分のモノにしてみせますよっ!‥忠さんっ‥」 「あははっ!随分神経使った‥二十歳の誕生日プレゼント‥だったぜっ!!! ‥健吾っ‥、俺が言うのもおかしいけどなっ、 俊也はイイぜっ!アイツは最高の彼氏だよっ!!! 昔っから、好きになったらその相手以外には眼もくれねぇしなっ、 それに、あの男臭いイケメン顔に、俺以上にマッチョなガタイでっ、 馬鹿デカいモンブラ下げてるし、SEXも凄げぇタフだしなっ!!! 畜生っ、俺がもう一回付き合うかなぁっ!?」 「ダメっすよぉ〜っ!忠さんにはオーナーが居るじゃないっすかぁ〜っ!!! 俊也さんは、俺が絶対落としてみせるっすからっ!!! もし困ったら、ちゃんと手伝って下さいねっ!‥忠さんっ‥」 「これじゃぁ、まだまだ時間が掛かりそうだなっ!!! ‥健吾の誕生日プレゼント‥を渡し終わるまでにっ!!! さっ、もう帰ろうっ!‥外が明るくなって来てるぜっ‥」 残っているバドを飲み干しながら、健吾は、カウンターの中で、手際良く自分の使ったグラスを洗っている忠を見詰め、 俊也を自分のモノに出来る喜びを噛み締めながらも、この店のマネージャー:忠に、ホンの少しだけの恐れを感じ始め ていた。
《登場人物》 俊也:182×78×24 高校・大学とレスリング部一筋だった短髪リーマン。 今もトレーニングを続ける逆三筋肉のガタイに男臭い顔立ちで良くモテるのだが、 本人は醒めた眼でゲイの世界を見る癖が有る。付き合って半年の年下彼氏がいる 根っからのバリタチ。 亮治:175×82×23 俊也の飲み友達。“ガチムチ”に憧れて、 自分自身、スジ筋だったガタイをガチムチ体型になってしまった程。 カッコカワイイ系でモテるのだが、何故か、男が出来ても直ぐにダメになる ケツモロ感のバリウケ。 隼人:170×63×20 俊也の彼氏で、アルバイト生活しているフリーター。 半年前にネットを通じて知り合い、隼人の方が俊也に一目惚れで猛烈にアタックし付き合い出す。 ケツモロ感のバリウケ。 忠 :180×72×26 レスリング部の先輩で、決して儲かってはいない『HEARLING』のマネージャー。 俊也の元彼で、今は、実業家のオーナーが趣味で出しているこの店を任されている。 オーナーとは週一で肉体関係を持つ、殆どウケ寄りのリバ。 健吾:177×70×19 アルバイトで『HEARLING』のバーテンダーをやってる大学二年の水泳部員。 戦隊物のヒーローに出て来そうなタイプの茶髪イケメン。モロタイプの俊也のことを 密かに狙っているウケ。